更新料あり物件と更新料なし物件はどう違う?長期で住む際の注意点も紹介!

お部屋探しのコツ

賃貸物件を長く借りたいと考える場合、「更新料あり物件」と「更新料なし物件」のどちらを選ぶべきか、悩んだ経験はありませんか。毎月かかる家賃以外にも、契約更新時に発生する費用が思わぬ負担になることもあります。本記事では、両者の違いやそれぞれの特徴、長期居住の場合の費用差、契約時に注意すべき点を整理し、後悔のない選択ができるよう丁寧に解説します。迷いがちな更新料問題を分かりやすくご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。



更新料あり物件と更新料なし物件、それぞれの基本的な特徴と違い

賃貸物件には「更新料あり」と「更新料なし」、大きく二種類の契約形態があります。それぞれの特徴を整理してご紹介いたします。

更新料あり物件(普通借家契約)
通常の普通借家契約においては、契約期間が一般的に2年と定められており、その満了時に「更新料」が発生します。この更新料は、多くの場合、家賃1か月分程度が相場とされています。関東圏では慣習的に支払が一般的ですが、契約書や重要事項説明書に明記されているため、契約時に確認が必要です。

更新料なし物件
更新料なし物件では、契約更新時に更新料が不要です。都市再生機構(UR賃貸)などの公的賃貸や、貸主が借主に長く住んでほしいと考える場合にこの条件を設定することがあります。長期居住を希望する方に特に向いています。

両者の賃貸生活における影響

契約形態住み続けやすさ契約手続きの負担
更新料あり契約更新時に費用負担あり毎回手続きと費用負担が生じる
更新料なし更新時の出費なく安心して住み続けられる手続きの負担が軽減される

更新料ありでは、更新時にまとまった出費が必要な一方、更新料なし物件であれば更新時の負担が軽く、長く住むほど住みやすさが増します。

長期居住でどう変わる? 更新料あり・なしのコスト比較とメリット・デメリット

更新料あり物件では、一般的に契約更新のたびに家賃の1か月分程度の更新料が発生します。※首都圏ではほぼすべての物件で設定されており、その金額は家賃の1か月分が相場です 。長く住むほどその金額は積み重なり、たとえば2年ごとに更新料として家賃が8万円なら、6年で約24万円、10年で約40万円にもなります。

一方、更新料なし物件の場合、更新時の支払いが不要なため、長期間住むほど費用の差が広がります。特に契約更新のたびに引っ越しや初期費用の負担を避けたい方には大きなメリットとなります 。

ただし、注意点もあります。更新料なし物件でも、家賃や初期費用が相場より高く設定されていたり、更新事務手数料や退去時の費用が別途かかるケースがあります 。そのため、更新料の有無だけではなく、総支出をしっかり把握することが重要です。

項目更新料あり更新料なし
更新時の費用家賃1か月分程度(+事務手数料等)不要(ただし他費用あり得る)
長期の累積負担増加しやすい抑えられる可能性大
初期費用・家賃相場標準的設定が多い高めの可能性あり

このように、更新料ありと更新料なしでは長期的なコスト負担に差が出ますが、物件ごとの賃料設定や他の費用も総合して判断することが、賢い選択につながります。


長期間住む人が判断すべきポイントと検討の視点

長く住むことを前提に賃貸物件を選ぶ際には、更新料の有無だけでなく、総合的にコスト構造を見極めることが大切です。以下の視点を持って比較検討をされると安心です。

検討ポイント確認すべき内容理由
総支出の見積もり更新料あり・なしでの2年ごとの支払額を比較長期で住むほど支出差が広がるため、実質の負担を把握できます
家賃や初期費用への上乗せ更新料なしの物件で家賃や初期費用が相場より高くないか更新料なしの魅力で高設定されている可能性があるため、慎重な比較が必要です
地域の慣習を把握首都圏・近畿圏などでは更新料の慣習が一般的かどうか地域によって慣習が異なるため、契約時の確認欠かさずに行うことが重要です

特に、更新料なしの物件については、家賃に更新料分が上乗せされている場合がある点には注意が必要です。いわゆる「更新料なし」の表現だけにとらわれず、類似の更新料あり物件と家賃含めた総額で比較することが大切です。これは実際に、更新料なし物件では月額数千円上乗せの設定がある場合があり、2年間で見れば数万円〜数十万円の差になるケースも報告されています。

また、地域差については、関東の首都圏では更新料を徴収する割合が高く、2年ごとに家賃1~2か月分が相場となっている一方で、大阪などの近畿圏では更新料の慣習が少ないケースや敷引きの文化が根強く存在する点にも留意が必要です。このような地域事情を踏まえて、契約時に更新料の有無や金額、更新タイミングなどをしっかり確認することが、長期入居に向けての安心につながります。

賢く選ぶためのリアルな検討ポイントと実務的アドバイス

賢く賃貸物件を選ぶには、住む期間や生活スタイルに合わせて、更新料の有無を含めたトータルコストを具体的に把握することが重要です。以下の表で、シミュレーションの流れをわかりやすく整理しました。

ステップ内容目的
①支出項目を整理家賃・更新料・更新時その他の費用(火災保険・保証会社更新料・更新事務手数料など)全体像を把握し、見落としを防ぐ
②期間を設定して計算2年、4年など、具体的な居住期間で総支出を試算長期居住時の得失を客観的に比較
③比較検討更新料あり/なし物件でシミュレーション結果を比較条件の違いによる支出差を明確にする

この流れをもとに、契約書で「更新料」「更新時にかかるその他の費用」が明記されているかをしっかり確認することが大切です。更新料の有無にかかわらず、火災保険料や保証会社の更新料、更新事務手数料などが発生するケースは多く、ご注意ください。

さらに、費用構成に不明点があるときは、契約前に遠慮せず当社の不動産担当に直接ご相談ください。更新料やその他の費用の意味や金額の根拠、支払い条件などについても丁寧に説明いたします。必要があれば交渉や相談に応じることもございますので、納得のいくまで確認してからご契約いただくことをおすすめいたします。


まとめ

更新料がある物件とない物件には、それぞれ異なる特徴や契約形態があります。長期間住む場合、更新料の有無が総支出に大きく影響するため、長く住む予定がある方は特に細かく確認することが重要です。一方で、更新料なし物件でも家賃や初期費用が高い場合もあるため、目先の負担だけでなく全体のコストをしっかり把握しましょう。また、地域による慣習の違いや契約書の記載内容まで油断せずに確認することで、納得して賃貸生活を始めることができます。後悔しないために、ご自身の生活スタイルや希望に合わせて、賢く物件選びを進めてください。

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